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2010 UCI JUNIORS ROAD WORLD CHAMPIONSHIPS REPORT 2010/08/04/WED
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 今朝も7時に起床、天気は晴れていますが午後は雨の予報です。7時30分から朝食を取り、8時40分には昨日と同じコースへトレーニングに出ました。

 練習は長瀬君と福本さんの2名だけで、男子の長瀬君がほとんど前を引く形でトレーニングをしていますが、今日は長瀬君に疲れが出ているのか昨日よりもペースが少し遅いようでした。しかし、個人ロードまではあと二日となり、今日もしっかり調整して大会に臨みたいと思います。

 練習の帰り道に自転車屋さんを見つけたので、壊れたパーツの買い物と福本さんの自転車のサドルの位置確認や別のサドルがあるかを相談しました。

 親切な店主で、いろいろと対応をしてくれている間に近所から人も集まり珍しそうに見ていました。最後は全員で店主と記念撮影をして帰りました。

 お昼過ぎにホテルへ戻り昼食を取り、14時から始まる男子の個人タイムトライアルへ出かけようとしたところ天気予報通り激しい雨が降り出し風も強く、出発を見合わせましたが14時頃には上がりレースの視察に出かけました。

 レースは既に始まっており、スタート地点に行くと出走する選手も残り5名ぐらいでした。やはり自転車の盛んなイタリアで、こんな小さな街で行われるジュニアのレースでも多くの観客が周辺をうめていました。

 男子のタイムトライアルは、距離が28.5kmで上位は40分前半のタイムで争われています。

 結果はルクセンブルクの選手が2位に28秒の差をつけ40分05秒で優勝。2位はドイツの選手で40分33秒、3位はアメリカの選手で40分34秒でした。

 アジアチャンピオンの韓国の選手は、44分18秒で出走55名中43位でした。

 この選手は、3km個人追抜きのベストが3分26秒で日本記録を上回っており、日本のジュニアはこの韓国の選手に実力で及ばず、出場していてもさらに下位になっていたと思われます

 今年のネイションズカップにおいても、日本の選手はタイムトライアルで差を広げられており、自走力のある選手が出てきて欲しいものです。

 視察を終えて17時頃にホテルに戻りました。夕食までは時間があるので、福本さんのサドルを大野先生が工作する事になりました。

 競技規則では、サドルの先端がBBの垂線より5cm後ろにさがっていなくてはなりません。

 しかし、身体的形状の理由でサドルの先端がBBの垂線までは認められるのですが、福本さんのサドルの位置は微妙なところにあり、このままでは検車を通らないかもしれないとUCIコミッセールに言われているのでサドルを交換するのではなくサドルの先端を1.5cmほど削ることにしました。

 大野先生は工具箱からいろいろ取り出し、プラモデルを工作するようにサドルを仕上げました。

 明日はこの状態でコミッセールのところに持って行ってみようと思います。

 19時30分から夕食を取り、その後ミーティングを済ませました。明日は10時から個人ロードの公式練習があります。

最後の調整をして、明後日のレースに備えたいと思います。

監督:坂井田


練習に向かう選手・スタッフ



街の自転車屋さんでサドルの調整

個人タイム・トライアル

個人タイム・トライアル

個人タイム・トライアル

個人タイム・トライアル