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2010 UCI JUNIORS ROAD WORLD CHAMPIONSHIPS REPORT 2010/08/04/WED
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 8月5日(木)朝7時に起床、天気は快晴で今日は暑くなりそうです。

 8時から朝食、9時には監督会議に行くメンバーと練習に行くメンバーの二手に分かれてホテルを出発しました。

 私と柿木コーチは、10時から行われる監督会議に行くことになりましたが、会場がはっきりと分からず(案内の地図はありません)同じく会場が分からずに困っていた韓国チームと一緒に車でオッフィダの街に向かいました。

 一方通行や通れない狭い道など狭い街の中をぐるぐる走りながら何とか監督会議場のオペラハウスに辿り着きました。

 既に選手受付が行われており、一か所の入口に長い列が出来ていました。

 なかなか進まないので中をのぞくと、スタッフが1名で対応しており、写真入りのIDを発行するのに時間がかかっているようでした。

 選手受付をあきらめ、10時からの監督会議に出ました(日本の大会運営ではありえない)。

 監督会議は1時間ほどで特に問題もなく終わりました。

 その後、日本チームのIDが発行されるまで3時間ほどかかりました。理由はIDを発行するスタッフが1名で、その場で写真を撮りPCを操作する受付の手際の悪さ(イタリアではこれくらいは普通だそうです)と、これは後で分かった事なのですが日本チームが選手・スタッフを合わせて15名もエントリーしていて数が多いので後回しにされたようです。

 実際は選手・スタッフを合わせて5名しかいないのですが、どうやらエントリーするときにロードのメンバーだけでなくトラックのメンバーも合わせて登録していたようです。

 一方、コースに練習に行った大野先生と長瀬君でしたが、今日は個人ロードとほぼ同じコースを使うタイムトライアルの公式練習日となっており、長瀬君はそのコースで練習が出来たのですが、大野先生の車はコースのスタッフに何度日本のチームカーだと言っても言葉がうまく通じなくてコースに入れてもらえず長瀬君とはぐれてしまいました。

 通行証などは発行されておらず、車がレンタカーだったのが悪かったのかキャリアを付けているチームカーはコースの出入りがフリーパスだったそうです。

 結局、長瀬君は十分な練習が出来ずに午前中は終わりました。

 福本さんは、私たちと一緒に監督会議場まで行き、自転車のチェックを受けましたがサドルの位置に問題があり今夜修正してまたチェックを受けることになりました。

 全員がホテルに戻ったのが14時30分頃で、それから昼食を取り、15時40分頃から選手は3時間ほどロード練習に行きました。

 こちらでは詳しい地図も無く、カーナビの性能も良くなく当てにならないので、一つの道をまっすぐ1時間ほど走って戻ってきてロード会場までの登りを走る事にしました。

 練習に行った道を伴走をしていて気が付いたのは、道路標識に細かい地名の案内は無く、遠く離れたローマという文字ばかりでした。

 この道はどの街を通過するのかが分かりませんが、やはり全ての道はローマに通じるのでしょうか。

 練習を終えてホテルに戻り、夕食後ミーティングを行い明日の打ち合わせを行いました。

明日は男女の個人タイムトライアルが行われますが、日本チームからの出場は無く、午前中はロード練習、午後は男子のタイムトライアルを視察する事になりました。

 いろいろな事があった一日で疲れましたが、何が起こってもおかしくないのがイタリアの大会のようです。

 最後に、空港で行方不明になっていた福本さんのバッグが夕方の練習を終えてホテルに戻ると届いていました。いったいどこに行っていたのか分かりませんが、とりあえず一安心です。

監督:坂井田


大会本部のオペラハウス


チームミーティング会場(オペラハウス)


オッフィダの街中風景


街中で見つけた応援グッズ

練習の指示風景

畑の中にこんな歓迎もありました

練習を終えて宿舎到着