9月8日(日)、いよいよ最終の第4ステージを迎えました。
今日は朝から雨模様で、レース中も雨が予想されています。今日のコースも昨日使用した岩手山パノラマラインコースですが、距離が短くなり女子は3周回と0.4kmの取付け道路を加えた47.8km、男子は6周回と0.4kmの取付け道路を加えた95.2kmで行われます。
男子のレースでは、第2、4周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に、3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられますが、女子のレースでは中間スプリントの設定はありません。さらに、男女とも最終スプリントにおいては10-6-4秒が1〜3位の競技者に与えられます。
また補給は、男子のみ第4周回と第5周回が認められます。スタートは男女ともパレードスタートで、一定の距離の間はニュートラルとなりコミッセールの合図で正式スタートとなります。8:00に男子、8:05に女子がスタート地点の岩手山焼走り国際交流村前をスタートしました。
女子の部は、第3ステージでリーダーとなった三宅選手(全国高体連強化育成)は2位と4分以上の差があり、このままリーダージャージを守れると予想されました。
今日のレースでは各選手が意地を見せて昨日のような単独の逃げを許しませんでした、途中から4名の先頭集団を形成し、勝負はゴールまで持ち越され、最後は大谷選手(全国高体連選抜)がトップでフィニッシュし、2位がリーダーの三宅選手(全国高体連強化育成)、3位が三浦選手(全国高体連強化育成)となりました。
男子の部は、総合トップの橋詰選手(東京都高体連選抜)と1分7秒差の横山選手(北信越高体連選抜)と1分9秒差の樋口選手(神奈川県高体連選抜)が個人総合成績の逆転を狙って最初から積極的に動き、その2名を集団から総合2位の塩田選手(埼玉県高体連選抜)や総合3位の石上選手(神奈川県高体連選抜)を含む15名の選手が追走し、2周回目には17名の先頭集団が形成されました。
しかし、この先頭集団には橋詰選手は含まれていませんでした。その後、先頭集団とメイン集団とは1分以上の差が付き、残り周回を考えると橋詰選手の総合優勝は難しくなりました。
レースはそのまま推移し、残り2周回目の登り区間で先頭集団が分断され、先頭集団は7名になりました。ここには総合上位の塩田選手と石上選手が含まれており、総合争いはこの2名に絞られました。
最後は横山選手と塩田選手のゴール勝負となり、塩田選手が優勝、2位は横山選手、3位は小山選手(群馬県高体連選抜)でした。リーダーの橋詰選手はトップと4分24秒差の17位でフィニッシュしました。
この結果、第4ステージ終了時点でタイム・ボーナスを加えた個人総合成績は、女子の部では三宅選手(全国高体連強化育成)がトップを守って優勝、4分31秒差の2位に大谷選手(全国高体連選抜)、トップと4分52秒差の3位に三浦選手(全国高体連強化育成)となりました。
男子の部では、リーダーの橋詰選手が後退し、第4ステージ優勝の塩田選手が個人総合優勝となり、トップと15秒差の2位には石上選手、トップと39秒差の3位は小山選手となりました。
また、第4ステージ終了時点の団体総合は、女子の部は全国高体連強化育成チームが1位を守り、5分1秒差で全国高体連選抜が2位、トップと32分45秒差で岩手県選抜チームが3位となり、男子の部は群馬県高体連選抜チームが逆転で初優勝し、52秒差で福島県高体連選抜チームが2位、トップと1分04秒差で埼玉県高体連選抜チームが3位となりました。
競技終了後、岩手山焼走り国際交流村焼走りホールで閉会式並びに表彰式が行われ、団体総合1位〜3位、個人総合1位〜3位にメダルと副賞が、個人総合優勝者にリーダージャージが授与されました。